[ブルドック]の特徴
ブルドックは18期頃のイギリスで雄牛と犬を戦わせる見世物用に開発された犬の品種です。
1835年にブルベイティング(雄牛VS犬)が禁止されると、すぐさま番犬や愛玩用として広まりを見せました。
かつての獰猛さもどこへやら。
強面の顔は残ってはいるものの、今はそんなイメージすらありません。
ブルドックというとシワシワの顔に低い鼻。
これは顔を怪我しにくいように、牛に噛みつきながら呼吸ができるようになどど説明されてきたようですが、全部がウソだということがわかっています。
ブルベイティングに使われた犬は少しだけ筋肉質な普通の犬だということまでもわかっています。
[ブルドック]のメリット
ブルドックの被毛のお手入れは簡単です。
なめらかで細く短いのでよりお手軽でしょう。
ブラッシングだけで十分なのです。
入浴も必要な時にだけ行えばよくて、非常に簡単です。
ブルドックの散歩も簡単です。
幼犬の時から躾けるとより簡単です。
朝夕のいずれかの涼しい時間を選んで散歩させます。
食事も楽をしてしまいましょう。
若犬や成犬は1日2回程度、総合栄養食に缶詰を加えた混合食はいかがでしょうか?
ブルドックは太りやすいので、間食には注意してくださいね。
規則正しい食生活であれば健康維持も楽々のはずです。
もしも、肥満の傾向が見えたらダイエットフードを活用されてはいかがでしょうか?
[ブルドック]の注意点
では、なぜ、ブルドックは今のようになったのでしょうか?
それは1800年代後半から人の手により品種改良?が施されたためです。
出産の際、ブルドックは自然分娩が極めて困難です。
不自然なほど大きくなった頭と肩幅では産道を通ることはほぼ不可能に近いものがあります。
ですから、ブルドックやフレンチブルドックのほとんどは帝王切開によりこの世に生を受けます。
本来は牛と闘う為だったブルドックは、いったいどこへいってしまったのでしょうか?
あの後ろ足では俊敏な動きは全くできませんので、牛の攻撃を回避することは夢のまた夢になってしまいました。
更には、下アゴが出すぎて物を噛むことが苦手になってしまいました。
あの顔のシワは健康面で問題があり、清潔に保っておかないと皮膚炎になってしまいます。
少なくとも週1くらいでシャンプーをしてあげるとよろしいかと思います。
シャンプーをしてあげたら被毛をしっかりと乾かしてあげます。
シワの部分には粉をはたくなどしっかりとケアをしてあげましょう。
短い鼻にも問題があって、体温調節が苦手なのです。
イビキやヨダレが多く、涼しい場所でなければ飼うことができないのです。
夏季は冷房が必須なのです。
その為、とある航空会社ではブルドックとフレンチブルドックの受け入れを拒否しています。
ブルドック達にとってもそのほうがいいのかもしれません。
ブルドックやフレンチブルドック達は眼窩が浅く、飛び出しやすい為、眼精疾患や怪我が非常に多いことで知られています。