[フレンチブルドック]の特徴
フレンチブルドックはその名の通り、フランスが原産国です。
19世紀に体の小さなブルドックがイギリスにいました。
それが、職人たちとフランスに渡ることになります。
フランスの婦人たちはその小さな耳に魅了されました。
そして、次第にその数を増やしていくことになります。
「ブルドックフランセ」⇒「フレンチブルドック」と名付けます。
次第に、上流階級のお屋敷で飼うようになります。
その頃、フランスを訪れていたアメリカ人が数頭をアメリカに持ち帰ります。
そうして、フレンチブルドックはアメリカでも市民権を持つことになります。
ここでもアメリカ人を虜にしたのはあの小さな耳でした。
あの小さな耳がここまでの人間を虜にしたというのは単なる偶然でしょうか?
それとも必然だったのでしょうか?
神のみぞ知るといったところでしょう。
がっしりとした体躯を持ち、極めて鼻が短い小型犬のひとつです。
特徴的な耳はバット・イアと呼ばれ、まるでコウモリが羽を広げたような耳をしています。
尾は非常に短く、どんなに頑張ってもほとんど降ることができません。
毛色がパイドカラーの個体は、ボストン・テリアと酷似していることがあるため、DNA鑑定まですることがあるらしいのです。
愛情深く、利口な性格をしています。
23~33cmで体重は11kg前後となっているが、食欲旺盛のため、もう少し体重が多めの個体が多い可能性があります。
毛は季節ごとに生え変わるので丹念なブラッシングが必要です。
前述のとおり、食欲旺盛で、肥満になりやすいです。
食事管理と自由運動に加え引き運動が必要です。
[フレンチブルドック]のメリット
性格はブルドックらしく頑固な一面も見せるが、基本的に陽気で利口です。
フレンチブルドックの中でも鼻が高い個体はイビキをかきにくいようです。
フレンチブルドックは飼い主に抱かれたり、一緒にうたたねしたりするのが大好きです。
愛想が良く、みんなと仲良しになれる性質の持ち主でもあります。
[フレンチブルドック]の注意点
白内障、ヘルニア、聴覚障害にかかりやすい為に注意が必要。
鼻と尻尾の根本のしわの部分に汚れがたまりやすいので注意が必要です。
鼻が短いためにイビキをかく個体が多いです。
暑さにはかなり弱いので、日本での飼育には不向きです。
運動のさせすぎやはしゃぎすぎると白目をむいて倒れてしまいます。
運動のさせすぎには注意しましょう。
首の周りに保冷剤をまきつけることで体温が一時的に下がります。
ブルドックらしく力が強いので、幼児は押し倒されないように注意が必要です。
体温維持が下手なため、特に夏場と冬場は温度調整が必要です。
鼻が短いので、呼吸器系をはじめとする短頭種特有の病気に注意する必要があります。
出産時には子供の頭や肩幅が大きいので帝王切開が必要になります。
出産時は麻酔トラブルの危険が高いので注意が必要になります。
人懐っこく甘えん坊ですが、あくまでブルドックです。
力が強いので注意しましょう。