[ビーグル]の特徴
世界で一番有名なビーグルは?
正解は誰もが知っているであろう【スヌーピー】です。
ビーグルはイギリス原産の嗅覚ハウンドです。
あの、ローマ時代からウサギ狩りなどをやってきた犬でもあります。
最近では小型で扱いやすいことから家庭向けに改良されてきています。
また、実験動物としての一面も持っています。
優れた嗅覚を活かして検疫探知犬としての能力も発揮しています。
空港などで持ち込み禁止品の摘発を行ったりしています。
体長が33~40cmしかなく、ハウンド(狩猟犬)として最も小さいのが最大の特徴です。
様々なケネルクラブでは色々な規定をもっていますが、大体において似たようなものです。
性格は遊び好きでヤンチャで大変に活発です。
大変に頭もよくて、従順です。
それ故、訓練もしやすいのです。
体のサイズの割に声が大きいのも特徴です。
[ビーグル]のメリット
ビーグル犬は他の犬種に比べると足が速くないです。
しかしながら、それを補って余りあるものを持っています。
それは豊富な体力です。
獲物を追いながら、延々と鳴き続けることができるのです。
これによって獲物は気が休まる時がなくなる訳です。
これにより、ハンターは馬に乗る必要からも解放されました。
徒歩による狩猟ができるようになったのです。
猟では群れ単位で動き回ります。
ハンターはラッパの音でビーグル犬たちに指示を出します。
獲物はビーグル犬から目を惑わす為に岩から岩へ飛び移ったりします。
急に方向を変えたりもします。
しかし、ビーグル犬たちは無尽蔵の体力で1歩また1歩とじわりじわり獲物たちを追い詰めていくのです。
ビーグル犬たちはよく通る高い声で仲間たちと連絡を取り合うのです。
ですから、ビーグル犬たちには「森の鈴」や「森のトランペッター」、「森の声楽隊」などの愛称も付くほどでした。
こうして、獲物は捕らえられ、ハンターとビーグル犬の勝利となるのです。
日本ではイノシシ猟の勢子犬に起用されることもあるそうです。
[ビーグル]の注意点
体も丈夫で病気にかかりにくいといった特徴を持っていますが、食欲が物凄く、太りやすいです。
その為、運動量はかなり必要とします。
また、耳が垂れているので外耳炎になりやすいといった唯一の弱点も持っています。
ビーグル犬を飼ってみようという方へ。
延々と鳴き続ける体力があるので、集合住宅は残念ながら不向きです。
とにかく食欲に注意しましょう。
与えただけ全部食べますから。
ですから、肥満なビーグル犬も多いです。
基本、かなりの運動量を必要としますが、飼う場合、長時間の運動は逆にN.G.です。
アドレナリンが大量に出て無駄吠えの元になるそうです。
適度な散歩でよいそうです。
しつけですが、かなりのマイペースなので、幼少のころからしっかりやりましょう。
ある程度の年齢になってからでは遅いかもしれません。
ブラッシングなどの手入れですが、短毛種なのですがたっぷりと生え変わります。
季節の変わり目はしっかりとブラッシングが必要です。