濡らして着せるドッグウェアの特徴
今や、ワンちゃん用のウェアは、当たり前になっていますが、一昔前までは「犬に洋服を着せるなんて!!」という風潮が強かったように思います。
最近では、室内飼いのワンちゃんが増えたこともあり、昔よりもワンちゃんも暑さや寒さには敏感になってきているようです。
冬場の寒い季節に洋服を着せることは、ある程度、容認されてきたと思いますが、夏の暑い季節に洋服を着たワンちゃんを見ると、眉をひそめる方も多いですね・・・
しかし、夏の暑い季節にこそ、汗をかいて体温調節をすることが出来ないワンちゃんにぜひ着せてあげたいドッグウェアがあります。
それが、濡らして着せるタイプのウェアです。
様々な会社から、いろいろな商品が出ていますが、「吸湿速乾性の高さ」、「通気性の良さ(蒸れない)」、「丈夫で破れにくい生地」、「伸縮性の高さ」、「肌触りが優しく、皮膚との摩擦を防ぐ」という特徴は、共通しているようです。
素材は、スポーツ用ウェアにも使われている「クールマックス」や「ソフィスタ」、またタオル地のものもあります。
濡らして着せるドッグウェアのメリット
濡らして着せるタイプのドッグウェアは、「クールダウンシャツ」、「クールウェア」などと呼ばれ、ワンちゃんの暑さ対策には最適なグッズです。
水で濡らして軽く絞り、着せるだけの手軽さで、大切な愛犬を厳しい暑さや熱中症の危険から守ってくれます。
気化熱を利用して体感温度を下げる効果がある素材なので、汗をかく人間は、そのまま着ても効果を得ることができます。
しかし、ワンちゃんは人間と違って、汗をかきません。
ですから、濡らして着せることによって、効果を得ることが出来るのです。
全身を毛で覆われているワンちゃんたちは、人間よりも熱中症になりやすいことを頭に入れておいてくださいね。
「本当に効果があるのか?」と疑問に感じている方もいるかもしれませんが、効果はあります。
実際に着せてみると、熱さで「ハァハァ」言っているワンちゃんも、「ハァハァ」がピタリと止まると思います。
ドッグランや公園などに来ているワンちゃんを見ても、「クールウェア」を着ている子は元気に走り回っていますが、着ていない子は木陰などでじっとしているのをよく見かけます。
暑さで元気がなくなりがちな夏も、「濡らして着せる」ドッグウェアで快適に過ごさせてあげてください。
濡らして着せるドッグウェアの注意点
夏には、ぜひおススメしたい“濡らして着せる「クールウェア」”ですが、いくつか気をつけたい点もあります。
水に濡らして、軽く絞って着せるだけで、あっという間にクールダウンさせることが出来て便利なのですが、やはり濡れたものを着せるので、毛玉が出来やすいという欠点があります。
濡れた服でなくても、愛犬に服を着せる場合は、「こまめに着換えさせてあげる」、「ブラッシングをしてあげる」などのケアを怠らないようにしましょう。