わたしたち人間は、コミュニケーションツールとして、『言葉』を使います。しかし、ワンちゃんや猫ちゃんなどのペットは言葉を使うことが出来ません。
ですから、わたしたちはその表情や鳴き声、しぐさなどから、気持ちを理解してあげる必要があります。ワンちゃん自身も、一生懸命に気持ちを伝えようとしているのですから、受け取る努力は惜しみなくといきたいところですよね。
そこで今回は、どのような気持ちの時にどのような鳴き声やしぐさをするのか、探ってみましたので参考にしてみてください。意外と「思っていたのと違った!!」ということもあるかもしれませんよ。
まず、鳴き方の違いについてです。
「ワンワン!!」と吠えている時は、警戒したり興奮したりしていることが多いです。例えば、来客時や花火や雷などの大きな音がした時などです。
寂しそうな声で「クーンクーン」と鳴く時は、不安を感じたり、心配や傷ついた時が多いようです。飼い主さんの方をみてこのような鳴き方をしている時は、「寂しいから構って欲しい」というサインでしょう。また、この鳴き方は人の注意を引くことが出来ると学習している場合もあります。
「ウウウ~ッ!」と低い声で唸り声をあげている時は、嫌なことをされそうになったりした場合の警告や脅しの意味を持っています。おもちゃやおやつを盗られそうになったりした時に、このような声を出していますよね。怒っている証拠です。
続いて、しぐさでわかる犬の気持ちを探ってみましょう。
尻尾を振っている時は、一般的に「喜んでいる時」だと思われていますが、実はそうとは限りません。尻尾を振りながら、ピョンピョンと飛び跳ねながらじゃれついてくる時は、もちろん嬉しさや遊びたい気持ちを全身で表現しています。
尻尾を振っているとは言え、緊張感があり、うえに立てた状態で小刻みに振っている時は、警戒心が強く出ている表れです。
尻尾が下がっている時も、不安感や恐怖心を感じていたり、体調が悪い時だと思われます。
尻尾ひとつで、様々な感情が読み取れます。飼い主として、優しさを持って、犬の状態を読み取ってあげたいところですね!