ミニチュア・ピンシャーの特徴
”ミニピン”の愛称で親しまれているミニチュア・ピンシャーは小さな体と活発さが魅力の犬種です。
200~300年前にドイツや北欧でねずみなどの小害獣駆除を目的として飼育されていた中型犬を小型に改良したものです。
<筋肉質で俊敏な小型犬>
小型ですが中型犬以上のような均整のとれたスクエアタイプで、肩から腰にかけてのラインが引き締まった筋肉質の体、そして小さな顔にキラキラと輝く瞳がチャームポイントです。
馬車を引く馬のように前肢の間接を高く上げる”ハクニー歩様”が特徴で、運動神経が良い犬種と言われています。
被毛は、硬く短めで滑らかな手触りです。
ミニチュア・ピンシャーの性格
元気すぎるくらい活発な性格と、冷静沈着で警戒心の強い性格を併せ持っています。
<番犬の素質あり>
警戒心や自尊心が強く攻撃的で、自分より大きな相手にでも恐れずに立ち向かう性格です。
この性格に、筋肉質な体で運動神経の良さが加わって、番犬として十分な素質を持っていると言えるでしょう。
アメリカでは車の盗難防止や護衛犬として用いられたこともあります。
ただ、知らないものにはすぐに警戒態勢をとり、吠えたり噛みつこうとしたりするのでしつけが大切です。
<エネルギッシュでやんちゃ>
見た目によらず運動量が豊富で、休むことを知らないのではというほど元気です。
常になにか楽しいことを見つけようとせわしなく動き回り、家の中では遊びまわっていることでしょう。
運動が大好きなので散歩も長い時間が必要です。
<綺麗好き>
ミニチュア・ピンシャー自身が綺麗好きで、トイレなどの飼育環境を汚す事が少ないです。
警戒心や防衛本能が強いのでマーキングの癖がありますが、しつけ次第で直すことが可能です。
ミニチュア・ピンシャーを飼うときの大切なこと
運動量が一番大切と言われています。
被毛の手入れは楽で、時々ブラッシングする程度で十分です。
<運動量は多めに>
ミニチュア・ピンシャーはかなりの運動量が必要です。
小型なので遠出などは必須ではありませんが、1日に数回は室内や庭などで運動させてあげましょう。
運動量が足りないと大きなストレスになるので、旅行や長期の外出のときにも運動が可能な状態にする必要があります。
普段から、世話を頼める人や安心して預けられるペットホテルなどを決めておきましょう。
<よく吠える>
番犬に向いているという反面、良く吠えるのでマンションでの飼育の際は飼育可能かどうか事前に検討しましょう。
もちろんしつけ次第で無駄吠えを減らすことは可能です。
<部屋のスペースを十分に>
ミニチュア・ピンシャーは、寒さに弱いので室内飼いが基本です。
小型犬ではありますが、運動量と動きの大きさが中型犬以上と変わらないので部屋にある程度のスペースが必要です。
自由に動き回れないとストレスがたまってしまうので注意が必要です。