赤ちゃんをわが子や兄弟のように愛情深く見守るワンちゃんが多くいることをご存知でしょうか?
犬はとても愛情深い動物です。
自分より小さな存在である赤ちゃんに対して、「守ってあげなくちゃ!」という感情が芽生える犬は少なくないようです。
このようなワンちゃんのことを「ナニードッグ(Nanny dog)」と言います。
ナニー(Nanny)とは、英語で「乳母」のことです。
ですから、赤ちゃんを守る乳母のような役割を果たすワンちゃんのことをナニードッグというんですね。
もちろん、すべての犬がナニードッグになれる訳ではありません。
赤ちゃんや子どもと仲良く遊ぶことは出来ても、「守る」という点ではイマイチだったり、赤ちゃんに愛情を奪われたと嫉妬してしまう犬もいるからです。
ナニードッグとして向いているのは、穏やかで優しい性格、そして大人の感性を持った犬です。
赤ちゃんに何をされても動じず、優しく接することが出来るのが「ナニードッグ」なのです。
例えば、自分のベッドや居場所を取られても、枕にされても、怒りません。
かと言って、赤ちゃんを舐めすぎたりすることもなく、優しくキスするかのように鼻をくっつけたりする様子は、本当に母親のようです。
一概には言えませんが、ナニードッグに向いている犬種には、ゴールデン・レトリバーやラブラドール・レトリバーなどの大型犬が多いようです。
小型犬でも、ビション・フリーゼやパグ、トイプードルなどの犬種もナニードッグとして活躍しているワンちゃんは多くいます。
赤ちゃんを様々な危険から守ってくれる、優しく寄り添ってくれる、そんなナニードッグにはもうひとつ、利点があります。
小さい時から動物と触れ合う環境にいれば、アレルギーの抗体が出来やすいという説です。
インターネット等で、「ナニードッグ」を検索してみると、赤ちゃんとワンちゃんの心温まる、癒される動画や画像をたくさん観ることが出来ますよ♪
最後に、イギリスの素敵なことわざを紹介したいと思います。
子供が生まれたら犬を飼いなさい。
子供が赤ん坊の時、子供の良き守り手となるでしょう。
子供が幼年期の時、子供の良き遊び相手となるでしょう。
子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう。
そして子供が青年になった時、
自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう。