キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの特徴
人懐こい性格もさることながら、なんと言っても「優雅」という言葉がピッタリなところが魅力の犬種が「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」です。
光沢のある美しい被毛は、とても柔らかくしなやかで、軽くウェーブがかかっている場合とストレートの場合があり、ブラッシングなどのケアを欠かさなければ、どんどん輝きを増していきます。
キャバリアの魅力は、優雅で気品があり、そして愛くるしい風貌だけではなく、陽気で知らない人とも友好的に接する、家庭犬としては理想的な犬種であるという点です。
1960年代にイギリス王室で寵愛されてきたことも、人気犬種の仲間入りを果たした理由の一つと言えます。
日本でも、ベスト3に入るほどではありませんが、常に20位以内の人気を誇っています。
遺伝性の心臓疾患(僧帽弁閉鎖不全症)を持つ確率が高い犬種ですので、何世代か前までの病歴をチェックしておいた方が良いでしょう。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの性格
非常に友好的で人懐こい性格の犬種です。
優しく穏やかで、物静か、そして遊ぶことが大好きで、愛嬌があります。
社交的な犬なので家族として迎え入れても、すぐに飼い主に懐きますし、他の犬や動物とも仲良くなれるでしょう。
小さなお子様がいる家庭で飼われるにも、最適な犬種と言えるでしょう。
もちろん、お年寄りの方や幅広い年代の方と上手く付き合っていけるので、どんな方でも良いパートナーとなってくれると思います。
自宅にいる時間が長ければ、一人暮らしの方にも飼いやすい犬種です。
嫌なことがあっても根に持たず、神経質な面もみられません。
とても飼いやすい犬種なので、初心者の方にもオススメです。
外に連れ出してあげると、いろいろなものの匂いを嗅いだり、追いかけたりと、好奇心旺盛な面を見せてくれるはずです。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの飼い方
キャバリアは、外で飼うことも可能な犬種とされていますが、小型犬で寂しがりやな面もあり、人とふれあうことが大好きなので、室内飼いをされることをオススメします。
食いしん坊で肥満体質なところがありますので、お散歩の時の拾い食いや食べ過ぎによる肥満には気をつけてあげてください。
また、遺伝性の心臓疾患を持つことの多い犬種ですので、10歳を目途に体調の変化に気をつけてあげてなければなりません。
咳をしていたり、疲れやすく運動量が減った、散歩に行きたがらない、などの症状に気付いたら、すぐに受診するようにしましょう。
シングルコートですが、長毛で抜け毛が多い犬種で毛玉も出来やすいので、ブラッシングは出来れば毎日、最低でも2~3日に1回は必要です。
また、垂れ耳の上長いので、外耳炎などの耳の病気にかかりやすく、注意が必要です。
耳掃除は定期的に行うようにし、少しでも痒がっていたり、異臭がする、耳付近が赤くなっている、などの異常がみられたら獣医師に相談しましょう。