シベリアン ハスキーの特徴
シベリアン ハスキーは、シベリアからカナダ北極圏にかけてのツンドラ地帯を原産地と犬種です。大型犬種に該当し、成犬になると体長は約50~60cm、体重は20kg前後まで成長します。
元々は寒冷地でのソリ犬として飼われていて、肉体は屈強かつしなやかです。体毛は、上毛が黒青色または茶褐色、顔や腹部は白毛の隈取模様であることが多いですが、全身単色毛のシベリアン ハスキーもいます。瞳の色は、青色・青灰色・濃褐色がほとんどですが、左右の瞳虹彩が違うオッドアイになることもあります。
先祖代々寒冷地を原産に狩猟時のソリ犬として活躍しているので、寒さと持久力が高く、長距離の歩行も得意としています。さらに代々人間と生活を共にしてきたので、社会性がとても高く、学習能力も高いです。人間の言葉もよく理解し、他の犬種とも仲良くなりやすい性格をもっています。
大型犬ですが性格も穏やかで従順なので、室内飼いにも適しています。
シベリアン ハスキーのメリット
シベリアン ハスキーは、体臭が少ない犬種です。いわゆるペット臭がほとんどないので、室内飼にも向いています。
加えて本来の性格が、飼い主にとても従順で学習能力の高い賢いので、しつけもスムーズに行えます。
子犬時代はやんちゃな気質だったり、少し落ち着きのない次期もありますが、2歳半~3歳くらいに成長すると、シベリアン ハスキー本来の落ち着いた性格へと成長していきます。
落ち着いた性格へと成長すると共に学習能力にも長けているので、人間の言葉を理解するようになります。
先祖代々人間と共に生活してきた犬種なので、飼い主以外の小さな子供にも優しく接します。さらにネコや他動物のペットにも仲間意識を持つので、ペット同士のトラブルが少なく、多頭飼育にも向いています。
日本では大型犬に分類されますが、エサはそれほど多くは必要としないので、食事のコントロールも簡単に行えます。
飼い主や一緒に生活している家族以外には警戒心がとても強く、知らない人や犬に対しては警戒心をむき出しにします。そのため、番犬としても活躍が期待出来ます。
シベリアン ハスキーの注意点
シベリアン ハスキーは、飼い主に対してとても従順な性格をしています。そのため、たっぷりと愛情を注ぎ続けないと、自己主張からか噛み癖がついてしまったり、無駄吠えをしてしまうという事も多いようです。飼い主に対して「もっと気にしてもらいたい!もっともっと褒められたい」という欲求から、時に頑固で自我表現が強い一面も見せます。ですので、しつけや育成を行う時には、人間の言葉を理解させるまで忍耐強く行う必要があります。
シベリアン ハスキーは、運動不足になるとストレスがたまりやすい犬種です。「散歩をしてもらえない。運動不足でイライラする。」なんてストレスがたまってしまうと、飼い主に対しても威嚇やほえる事でストレス発散するケースもあります。1日最低1時間以上の散歩が必要になります。体力があり活発かつ利発な犬種なので、できれば1日2回、できるだけ長時間の散歩で犬のストレスを発散する必要があります。