柴犬の特徴
まずはちょっとしたウンチクから。
日本古来の犬種です。
呼び方は「しばいぬ」、「しばけん」のどちらでも正しいようですね。
オスはメスよりも少し大きいようです。
飼われている犬の中でおよそ8割ものシェアを誇っている大人気の犬種です。
基本は小型犬に分類されますが、最近では海外小型犬種が輸入されて重宝がられています。
その結果、中型犬として扱われることが最近多いとか。
ペットホテルやペットサロンをご利用される方は少々ご注意を。
柴犬のメリット
ここで柴犬の歴史をひも解いてみましょう。
文献にはオオカミから分岐して云々カンヌンとありました。
面相くさいので、ざっくりと。
柴犬はオオカミから派生したとだけにしておきましょう。
チャウチャウや秋田犬もそうです。
シベリアンハスキーとかも系統が違うだけで、これもオオカミから派生しています。
簡単すぎましたかね?
時期的には縄文時代の初期頃から登場するようです。
縄文犬と呼ばれ日本各地の貝塚から出土することがわかっています。
200点以上もの犬骨の出土が確認されています。
主に猟犬として飼育されていたようです。
キジやヤマドリといった鳥類の捕獲やウサギなどの小動物の狩猟に大活躍したようです。
死後は、丁重に埋葬されていたようで、ここが人間と犬を結びつける事例として実に興味深いものがあります。
埋葬には呪術的な意味があったとされる説もあり、特に女性に限定されるようです。
縄文時代初期の縄文犬は現在の柴犬と比べると一回りほど大きく、中型犬ほどの大きさがあったようです。
縄文時代の中期から後期になると更に一回り小さくなって現在の柴犬とほぼ変わらなくなります。
弥生時代になると大陸から別系統の弥生犬も登場します。
その多くは柴系とされていますが、毛色は不明です。
どのような毛色をしていたのでしょうか?
柴犬マニアにはほっそりとした筋肉の付き方や骨格を持ち、軽快さと俊敏性に優れた体躯。
鋭い警戒心、人間との強い信頼関係を求める人たちがいます。
これらはいずれも縄文犬が持ち備えていたものであると言われています。
そんな柴犬ですが、一般的に飼い主に非常に従順であり、よそ者には馴れ馴れしくしません。
賢く勇敢で警戒心も強いので番犬に適しています。
柴犬の注意点
さて、最近人気のマメ柴ですが、かなり注意が必要です。
基本的に、マメ柴という犬種は存在しません。
マメ柴は非公認とされています。
ここに一番の注意を払う必要があります。
血統書付きの一部の犬たちだけがマメ柴として認定されているだけです。
どこの世界においても悪徳業者だけは立派に存在するものです。
幼犬時にえさを少ししか与えずに育てることによって小さく見せるなんてことをする業者もいます。
また、小さく生まれたことをいいことにこれをマメ柴と称して売りさばく業者もいます。
このようなケースでは間違いなく立派な柴犬の成犬が育ちます。
もしも、この手の業者に引っかかったとしても、かわいいかわいいい愛犬として育ててあげて下さいね。