避妊・去勢手術後に履かせたいパンツ
ワンちゃんを家族として迎え入れた際に、飼い主さんが決断すべき問題が『避妊・去勢手術』についてです。
子犬を儲けるつもりがないのであれば、病気のリスクを減らすため、また、男の子の場合は、闘争性、攻撃性、マウント行為を軽減するため、性格が穏やかになるから、などの理由で手術をされる方も多いですね。
病気による手術ではないので、大きな心配はないと思いますが、やはり、術後しばらくは元気・食欲が低下しますので、気をつけてあげたいものです。
特に、術後は傷口を気にして、舐めてしまう子が多いようです。
ワンちゃんの性格にもよりますが、神経質な子だと、一晩で傷口がただれて炎症を起こしてしまうこともあります。
万が一、傷口が開いたり、雑菌が入っては大変ですから、飼い主さんが対策をしてあげる必要があります。
多くの動物病院で使用されているのは、「エリザベスカラー」という首に巻いて使う器具です。
しかし、これを嫌がるワンちゃんは多いですね・・・
わたしたち人間でも、あんなものを首に巻かれるのは鬱陶しくて嫌ですし、ワンちゃんの視界を遮ったり、ごはんが食べにくい、お水が飲みにくい、眠るときに床に擦れて邪魔になる、などの欠点が気になります。
普段の生活に支障があるのも可哀想ですし、見た目的にも「いかにも術後」という感じがして痛々しいですよね・・・
それなら、「傷口を舐めないようにする」ためには、パンツを履かせるという手もあります。
トイレなどの問題も気になるかもしれませんが、飼い主さんがこまめにケアしてあげれば、「エリザベスカラー」よりもパンツの方が良い場合も多いです。
避妊・去勢手術後に履かせるパンツのメリット
避妊や去勢の手術をした後は、傷口を舐めさせないようにすることが大事です。
「エリザベスカラー」を勧める動物病院もまだまだ多いようですが、ワンちゃんにとっては大きなストレスになることもあります。
「傷口を舐めさせない」という効果は大きいと思いますが、それ以上に普段の生活がしづらく、「エリザベスカラー」を見ただけで逃げてしまう子も多いでしょう。
そんなデメリットの多い「エリザベスカラー」に代わり、術後の傷口を守ってくれるのが「術後パンツ」です。
ドッグランやお出かけの際に使用する「マナーパンツ」や「サニタリーパンツ」で代用される方もいらっしゃるようです。
もちろん、それでも傷口を舐めさせないようにすることは出来ますし、パッドを併用すれば排泄も対応出来ます。
バッククロス型のデザインのものは、フィット感がありずれにくい、そして女の子であれば股の部分にカットを入れた排泄可能なものもあります。
男の子用の排泄可能な術後パンツもありますので、サイズさえ間違えなければ快適に過ごさせてあげることが出来ます。
サロペット型やサニタリーパンツなら、首と腰の2点で留めるので、着せやすく、重ね着も可能です。