ラブラドール・レトリーバーの特徴
大型犬の中でも、高い人気を誇るのが「ラブラドール・レトリーバー」です。
カナダのニューファンドランド諸島原産で、『水中回収犬』として活躍してきました。
水鳥の回収を主とし、魚を獲ったり、小型の漁船を引っ張ったりと、どんな仕事でも見事にこなし、漁師たちに重宝されていたと言われています。
泳ぐことが得意で、賢く、仕事を与えられることを好む犬種なので、現在では、盲導犬、警察犬、救助犬などとして幅広く活躍していることは有名ですね。
家庭犬としても世界中で人気が高く、特に原産地である英国内や米国でも2位以下に大きく差をつけて、飼育頭数は圧倒的に1位の座を誇っています。
日本の住宅事情ではなかなか大型犬を飼うことは難しいのですが、それでも大型犬の人気ランキングでは堂々の1位です。
毛色は単色のブラック、イエロー、レバー、チョコレートがあります。
特に人気が高いのは、ブラックです。
二層の短毛が密集しており、高い撥水性で油のように水を弾きます。
ラブラドール・レトリーバーの性格
人の役に立つことが大好きで、とても友好的で愛情にあふれている「ラブラドール・レトリーバー」は、家庭犬としても飼いやすい犬種です。
フレンドリーで誰とでも仲良くなれますが、夜間の番犬としての役目もしっかりと果たすことが出来ます。
とても賢い犬として有名な「ラブラドール・レトリーバー」ですが、子犬のうちは元気がありすぎて手を焼くくらいです。
非常に活発で好奇心旺盛、他の犬を見つければ遊びに誘ったりと活発な面を見せます。
家具を壊してしまったり、いたずらが過ぎてしまうコトもありますが、2歳を過ぎる頃には落ち着いてきます。
やんちゃな子犬時代が懐かしく、寂しさを感じるくらいです。
「ラブラドール・レトリーバー」は、子どもの相手をするのも得意なので、小さなお子様のいる家庭で飼われるのにも適しています。
争い事は好まず平和主義、温厚で社交的、飼い主に従順な犬種ですので、人気が出るのも当然ですね。
ラブラドール・レトリーバーの飼い方
とても賢くて、愛情あふれる「ラブラドール・レトリーバー」ですが、きちんとしたしつけをされないと、とんでもない問題児になってしまうこともあります。
人の言うことをまったく聞かないようになってしまったら、「ラブラドール・レトリーバー」にとっても不幸なことです。
人の役に立ち、人と触れ合うことが大好きな犬ですから、きちんとしつければ最高のパートナーになってくれるでしょう。
大型犬ですが、出来れば室内で家族と一緒に生活することが望ましいでしょう。
活発な犬ですし、大きいのでかなりの運動量が必要となります。
一日2回の最低60分の散歩は必要ですし、それ以外にも、時々はドッグランなどの広場を走らせたり、アジリティなどの運動をさせてあげることが望ましいです。
食費や、家の広さにもそれなりに余裕のある方向けの犬種です。
被毛は二層で短く、手入れはしやすい方です。
シャンプーは月に一度のペースで、毎日のブラッシングと、汚れた時には固く絞ったタオルや適温の蒸しタオルで体を拭いてあげる程度で大丈夫です。