ゴールデン レトリバーの特徴
ゴールデン レトリバーは、イギリス原産の大型犬です。原産国はイギリスで、19世紀中頃からスコットランド人が交配を繰り返し誕生したのがゴールデン レトリバーです。
長毛かつがっちりとした体つきで、成犬になるとオスで58~61cm、体重は29~34kgほどに成長します。メスはオスよりも若干体つきが欲しく、54~57cm、体重は24~29kgほどに成長します。全体的に明るいクリーム色や暗い金色などゴールド系統の毛色を持ち、飾り毛は他の部位よりも明るい色身になります。
全身を見ると頭部が大きく、鼻は黒または茶色系の黒、アーモンド形の瞳が特徴になります。
元々は水鳥猟でハンターのお供として活躍していた犬種なので、人間の指示には忠実に従う従順な一面を持ちます。過去の水鳥猟の名残からか、今でもフワフワしたものや柔らかいものが大好きという特徴があり、犬用のおもちゃでもこれらのような柔らかいおもちゃを好む傾向が見られます。
ゴールデン レトリバーのメリット
ゴールデン レトリバーは、盲導犬や介助犬として活躍出来るほどの賢い知能を持ち、人間が大好きなとても温和な性格をしています。きちんとしつければ人に対してむやみに吠えたりすることもありません。ゴールデン レトリバーは、元々は水猟犬として活躍していたので、本気で噛み付くことも少なく、万が一噛み付いてしまっても口の構造が歯型がつかないようになっています。
訓練性の高い犬種なので、きちんとしつけやマナーを幼少期から教え込むことで、人間のよきパートナーとして共に生活できます。ゴールデン レトリバーよりも小さい子供や他の同居ペットを認識できるほど知能は高いので、子供と一緒の生活にも向いています。
数ある犬種のなかでも、ゴールデン レトリバーは長寿な犬です。ですので、10年・15年と共に同じ人生を歩むパートナーとしても愛されています。
ゴールデン レトリバーの注意点
ゴールデン レトリバーは、とても賢い犬種です。賢い性質を活かし、しつけは幼少期にしっかりと行いましょう。子犬時代のゴールデン レトリバーは成犬と比べると、とってもやんちゃでイタズラ好きな一面も持っています。ですので、時々遊びに夢中になるあまり、室内の家具や家財道具を傷つけてしまうというケースも多いようです。きちんと幼少期にしつけることで、落ち着いた行動が取れる犬へと成長します。
さらにゴールデン レトリバーは、毎日の運動が欠かせません。ゴールデン レトリバーは大型犬の中でも、特に遊ぶことや人間と触れ合うことが大好きです。天候に関わらず、朝・晩の2回、小1時間程度の散歩が理想的です。
ゴールデン レトリバーは、太りやすい体質と言われています。加えて犬種としても、好き嫌いが少なく、何でも美味しく食べてしまう傾向にあります。犬の肥満を引き起こしやすい犬種なので、食事制限はしっかりとおこない、毎日の散歩で十分に摂取カロリーとストレスを発散させてあげることが大切になります。